環境に配慮した省エネ型自然冷媒危機を導入

~佐賀工場 新冷凍倉庫が稼働~

平成27年4月1日、フロン類の大気中への排出を抑制するため、フロン類の使用の合理化及び特定製品に使用されるフロン類の管理の適正化等、製造から廃棄までのライフサイクル全体にわたる包括的な対策を進める「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)」が施行されました。
こうした中、当社が平成28年2月15日、佐賀工場に増築した冷凍倉庫(D棟)は、アンモニア(NH3)、二酸化炭素(CO2)を冷媒として使用する省エネ型自然冷媒機器を導入しています。本機器はフロン類と比較してエネルギー起源二酸化炭素(燃料の燃焼、他者から供給された電気又は熱の使用に伴い排出される(CO2)の排出が少なく、また使用時の電力節減も実現することができ、環境に配慮した構造となっています。

省エネ型自然冷媒危機

省エネ型自然冷媒危機

環境にやさしいCO2/NH3自然冷媒

環境にやさしいCO2/NH3自然冷媒

新冷凍倉庫内

新冷凍倉庫内

㈱ヤマコ佐賀工場新冷凍倉庫

㈱ヤマコ佐賀工場新冷凍倉庫

●自然冷媒である「アンモニアNH3(R717)」と「炭酸ガスCO2(R744)」は、地球環境に優しい冷媒です

(資料 三菱重工冷熱㈱)

(資料 三菱重工冷熱㈱)

※1 ODP : CFC冷媒(R11)のオゾン層破壊の影響を1とした時の係数
※2 GWP : 炭酸ガスの地球温暖化への影響を1とした時の係数

また、機器導入に際し、環境省「平成27年度先進技術を活用した省エネ型自然冷媒機器普及促進事業」
((一財)日本冷媒・環境保全機構受託)による補助金を活用させていただいています。

環境省の事業を活用

環境省の事業を活用

なお、倉庫増築により保管能力が海苔箱換算(1ケース0.114㎥)で20万ケースと、稼働前(A、B、C棟)の15万ケースに比べ、5万ケース増加しました。今後もお取引先と地域の皆様に信頼・理解される乾海苔の乾燥・加工メーカーとして皆様のご期待に沿えるよう努力して参りますので、何卒よろしくお願い致します。